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【第5回】業界の平均値を知って自社アカウントの現状を把握しよう

SNSマーケティングを始める時は、通常のマーケティング同様、SNSでの競合分析が重要です。

人気のSNSアカウントや投稿を分析して自社と比較することで、自社アカウントの現状と伸ばしていくべきポイントが見えてくるからです。

今回は、SNSで効率的に競合分析する方法について解説します。


SNSの競合分析方法

SNSの競合分析はどのように始めればよいのでしょうか。

自社アカウントの場合、TwitterアナリティクスやInstagramインサイトなど、各SNSが用意している分析ツールを使ってフォロワー数やいいね数の分析ができます。

しかし、他社アカウントの分析には使えず、1つひとつの投稿を閲覧して、シェア数、いいね数、コメント数などを確認する必要があります。

SNSの競合分析をする際は、まず競合となる企業アカウントを探します。すでにベンチマークしている競合企業があれば、それらの企業が運用するSNSアカウントを選び、もし無い場合は「業界」「SNSの運用方法」「フォロワー数」などを基準に選定してみましょう。

とはいえ、競合企業のアカウントを毎日チェックするのは大変な作業です。FacebookやTwitter、Instagramと複数のSNSを運用している場合、分析に必要な時間も増えていきます。日頃のSNS運用だけでも時間がかかっているのに、これらの情報を洗い出し、分析する時間を作るのは難しいと感じる担当者も多いでしょう。

そのような場合、競合分析を効率化できるツールの使用がおすすめです。


SNS競合分析ツールとは?

SNS担当者の方も、自分の力だけでは競合の投稿更新頻度や、実際にどのような投稿をしているのかをまとめて見るのは、時間的にも工数的にも難しいでしょう。そんな時はSNS競合分析ツールを用いることで簡単にデータを比較することができます。

SNS競合分析ツールは様々ありますが、各アカウントの投稿が比較しやすく投稿形式別に検索できるなど、SNSの競合分析に特化したツールが、株式会社コムニコが提供する「POST365」です。

今回はPOST365を例にとりながら、競合分析の方法について解説していきます。


POST365でSNSの競合分析をやってみよう

POST365

それでは、実際に競合分析をしてみましょう。

今回は、投稿への反応を高めたいと思っているホテルのSNS担当者という想定で競合分析を実施します。



   <企業プロフィール>

   業種:地方の観光者向けホテルを経営する企業

   SNS:Facebook、Twitterを運用中。Instagramアカウントの開設は検討中

   Facebookフォロワー数:約1,000人、Twitterフォロワー数:約2000人

   投稿数:Facebook、Twitter共に月8回程度、ホテルの食事についての内容が多い

   いいねやシェア:投稿すると20件ほどいいねがつく、シェアはほとんどなし

1.まずは業界の現状を知る



まずは競合企業のアカウントを探して、業界の平均値を把握しましょう。POST365の場合であれば、アカウント検索という機能を利用します。ツールによって、同様の機能を備えているものもありますので自社が利用しているもしくは、今後導入予定のあるツールの機能を確認してみましょう。

POST365では、カテゴリを絞ってアカウントを検索できます。この機能を使えば、業界ごとのフォロワー数やいいね数などを瞬時に確認できます。

大カテゴリ「サービス」、小カテゴリ「ホテル」を選択し、POST365に登録されているホテル業界のアカウント一覧を表示させると100件以上のホテル関連アカウントが表示されました。

また、業界のアカウント一覧を表示させると、業界のSNS平均値も表示されます。

ホテル業界のFacebookアカウントの場合、(記事作成で仮で設定しており、実際の数値とは異なります)


フォロワー数
60,000.0
いいね数
160.0
コメント数
2.0
シェア数
5.0
反応数
170.0
反応率
2.00%
投稿数
9.0

※反応とはいいね、コメント、シェアの合計数です。

上記の結果と自社のアカウントを比べると、自社アカウントはホテル業界全体と比べてフォロワー数やいいね数が少ないことがわかります。

自社に近いアカウントをチェックする



先ほどの平均値は、業界全体の結果です。自社のホテルと規模が異なるホテルも含まれています。より自社に近い影響力を持つSNSアカウントと比べるために、フォロワー数で絞り込みをしてみましょう。



すると、自社アカウントとフォロワー数の近い競合アカウント一覧が表示されます。自社と同じくらいのフォロワーを抱えている企業アカウントやそのアカウントの反応率などを見ると、自社アカウントがどのくらいに位置するのかがわかります。

自社のアカウントが他のアカウントと比べ、いいね数やシェア数が少ない場合、投稿の反応率が高い企業の投稿を参考にしてみましょう。

上部のタブを切り替えるだけで、同じようにTwitter、Instagram、YouTubeの競合アカウントの確認ができます。TwitterやInstagramの反応数などの数値も同じように確認してみましょう。

このように、業界全体の数値と比較して見ると、自社のアカウントの現状や課題が見えてきます。

2.競合アカウントを研究する

自社の現状を把握したら、POST365の「分析機能」を使用して運用がうまくいっている競合アカウントの分析を始めましょう。



POST365にはタグ付け機能があります。

「反応率の高いアカウント」や「フォロワー数は同じくらいなのにいいね数が多いアカウント」などをあらかじめタグ付けできます。

そのグループでしか閲覧できないタグや、ユーザー個人でしか閲覧できないタグなどを設定でき、「レポート用」などタグ名を決めておくことで、後からすぐに参照することができます。

タグ付け機能を使うことで、チェックしたいアカウントのみを絞って分析できます。

投稿パターンを比較



分析機能を使うと、反応数、反応率、投稿数をグラフで確認できます。

「時間帯別」のグラフを表示させると、競合アカウントはどの時間帯に最も投稿しているのか、どの時間帯の反応率が最も高いのかなどを視覚的に確認できます。

反応率の高い時間帯を参考に、自社アカウントではいつ投稿するべきかを決めていきましょう。



次に「タイプ」を確認します。タイプは競合がどのようなSNS投稿をしているのか確認できる機能です。

上記の結果から、テキストのみで投稿するよりも画像、アルバム、ビデオなどを挿入した方が反応率が高いのがわかります。また、本文に遷移先のリンクを付けた方が反応率が高くなることも確認ができます。

これらの情報から、「自社で投稿するときには画像・リンクの挿入を必須にしよう」など、SNS運用のルールを定めてみるとよいでしょう。

文字数を比較



次に文字数を分析してみましょう。

文字数分析をすると、500文字〜1,000文字未満の投稿が最も反応率が高いことがわかります。しかし、1,000文字以上になると反応率が大きく下がっています。

文字数分析から、どのくらいのテキスト量で投稿するべきなのかも見えてきます。

3.分析画面のグラフから投稿の参考に

競合アカウントを分析する時には、投稿パターンだけではなく実際に投稿されている内容も確認しておきましょう。

どのような画像、テキストを使用するとユーザーから反応をもらえるのか、競合アカウントの投稿から学ぶことができます。



POST365では、分析機能で表示されるグラフをクリックすると、対象アカウントの投稿画面と投稿に対するシェア数やいいね数が確認できます。



また、各投稿はメモを記入して保存できます。気になった投稿や参考になった投稿は、保存しておくと後でまとめて確認できます。


まとめ

競合のターゲットユーザーへのアプローチ方法を分析すれば自社の今後の取り組みに活用することができるでしょう。他社の投稿を研究することで、どのような投稿をすればユーザーに訴求できるのかわかります。

SNSの競合分析は他社のアカウントの運用ルールや投稿内容などをそれぞれ分析しなければいけないために時間のかかる作業です。社内リソースが少なければ競合分析の時間を作るのが難しいこともあるでしょう。

そういった環境では、SNS競合分析ツールを用いることで分析を容易にすることができます。POST365では様々な分析方法で競合の投稿などを瞬時に比較することができます。

SNS運用や新たな施策考案に集中するためにも、ツールを導入して調査時間の効率化を測りましょう。





岩﨑 美樹

岩﨑 美樹

前職ではテクノロジーやWebサービスを紹介するメディアにて執筆を経験。2018年株式会社ベーシックに入社。「誰にでもわかるWebマーケティング」をテーマに記事を執筆しています。